ピアノを習い始めてから、先生に必ず言われることは、
「おうちで、毎日練習しようね」
だと思います。
もちろん、私もそれを生徒のみんなに言っています。
ただ、最近の子どもたちはとにかく忙しい!
そんな中でも、少しでも練習が出来るように、保護者の方の声掛けが大切な要素の一つになっていると思います。
先生たちは、お家に行って声を掛けることはできませんから…
お家で練習のやる気を引きだすための声掛け3選!
保護者の方の中には、「ちゃんと練習しなさい」「ピアノの練習やったの?」などと言っている方はいませんか?
正直、言ってしまいますよね。(私も我が子に、言っていたことが… 反省💦)
そんな言い方をされた子供たちは、「今やろうと思ったのに!」と言うこともあるのでは。
子ども達がお家で気持ちよく練習に取り組めるような声掛けができたらいいですよね。
そこで、いくつかある中から、今回は3つの声掛けのアイデアをお伝えします。
1.今日もピアノの音が聴けて、お母さんは嬉しいな

ピアノを練習するためには、まずはピアノの前に座ってもらうことが大切。
習い始めたばかりの頃は、宿題もたくさんは出ていないと思います。
でも、毎日、ピアノの前に座り、ピアノを弾くことが大切。
たとえ、その音が宿題の曲ではなく、遊び弾きでも構いません。
とにかく、ご飯を食べるときのように、椅子に座ってピアノに向かうことが大切!
練習の成果に注目するのではなく、音を出したこと、ピアノの前に座れたことをまずは認めてあげましょう。
「今日もピアノの音が聴けて、お母さんは嬉しいな」
その一言が、やる気スイッチになりますよ。
2.この前より、今日の方が上手になってきたね

ちょっとずつでも練習が出来るようになってくると、次第にスムーズに弾けるようになってくる箇所が出てきます。
人は、良くないこと、出来ていないことには注目しがちですが、良くなったところを見つけて褒めてくください。
そして、いつも大切な事は、昨日の自分より、今日の自分の方が成長していることを気づかせてあげる事。
決して、他の子との比較ではなく、あくまでも昨日までの自分との比較です。
「この前より、今日の方が上手になってきたね」
3.ここが難しいね。一緒に考えて練習してみよう!

練習をしていると、うまく弾けないこともあります。
本人だけで解決の糸口を見つけることができればいいのですが、低学年の生徒ではまだまだ難しいところ。
先生から、「ゆっくり練習しようね」「歌いながら弾いてごらん」などと言われていると思いますが、その言葉は忘れがちの様です。
そこで保護者の方が、先生から言われていたことを一緒に思い出させてあげたり、そばで歌ってあげたりして、サポートをしてみてください。
特に幼い年齢の頃は、一人で練習をすることはなかなかできません。
保護者の方のサポートが必要です。
「ここが難しいね。一緒に考えて練習してみようね」
あくまでも保護者は、冷静に向き合ってあげてください。
まとめ
今回は、「お家で練習のやる気を引きだすための声掛け3選!」を提案させていただきました。
「今日もピアノの音が聴けて、お母さんは嬉しいな」
「この前より、今日の方が上手になってきたね」
「ここが難しいね。一緒に考えて練習してみようね」
まだまだ声掛けできることはあります。
ピアノが楽しく練習できるように、一緒に考えていきましょう。